やっぱ地震あったよね。また観劇中に。こわいよぉ
今、猛烈に水石とテニス談義をしたい、帰路。
まぁ、とにかく反省会ですよね、テニスの後は。4thの中では一番マシだったけど、ほんとに、ほんとにセンスのない演出と音楽。原作の良さが伝わらない演出と音楽。マシに思えたのは、原作が良いからなんだと思う。関東立海って面白いよね。ドラマチックだよね。けど、1st2ndの想い出が蘇るだけだった。
やはり上島先生の原作を存分に表現するメリハリのある空間使い、空気の間、常人には考えつかないセンス、佐橋先生の客の心を引っ張って取り込む印象的な音楽、三ツ矢先生のめくるめくパワーワード満載の歌詞、これらがお互いを高め合って更に上を行く三位一体の表現力。奇跡だったんだなぁ。
どうしたって最初に観たものが一番にはなるけれど、それは2代目以降の誰かを突然好きになるように、最初を超えることは無いわけでは無いから。あー、2nd関東立海観たいね、って帰ってきたことが、もう全てを物語るよね。
最寄り着いたけど、かなり雨降ってるぜいぇあ〜！傘無いぜいぇあ〜！不二くん、ヘビレだぜいぇあ〜
4th観てきて、今までで一番マシなのはそれとして、やっぱ致命的に、テニスじゃない、って感じがしちゃったんだよね。全試合が最終的に皆で爽やかに盛り上げて歌って、テニスって楽しいじゃん！って雰囲気で試合の結果を有耶無耶にして終わる。5試合ともそんな感じ。いや、六角でも四天でもないぜ？
テニスって、爽やか王子様たちが色々あるけど楽しくテニスしてる、ように見えるかもしれないけど、むしろ正反対で、ものすごく試合の勝敗にはシビアだと思うんだよね。だって中学生。テニスが人生の全てよ。自分との戦いでもあったり、ライバルとの関係性、厳しい感情が渦巻いていて。だからこそドラマチックで。ただ、絶望ではない。そんな風に、形容はどこまでもある。そういう彼らの戦いを、楽しい展開で終わらせようとするのはやめて欲しい。まるで、みんなで手を繋いでゴールする徒競走のような。1回しか観てないけど、そう見えた。
テニスって楽しいじゃん！って気づくのは、リョーマなんだよ。そういう心をどこかに置いてきた立海、幸村を傍目に、天衣無縫になるのは、リョーマなんだよ。リョーマは特別なんだよ。なんで関東立海でみんなそんなことになってんの。
水石が、蓮二が楽しそうに試合してて良かった、って言ってて、わー、良い表現、と思ったら、本当に笑顔を見せて試合してて、え？ってなっちゃった。いやいや、笑みを見せるのはいいけど、普通に笑顔って、なに？って。話が終わっちまうだろ。完、だよ。そんな単純じゃなくない？
悪い話も見掛けなかったし（そりゃそうだけど）水石よりは上手いだろ？って思ってたから、真顔になっちゃった…。お顔も辻井伸行に似てて好みじゃなかったし、ジャージの首元持ちすぎてぶりっ子ポーズに見えるし、立ち方も変だったし。やはり私、水石の蓮二がすごい好みだったんだなぁって痛感したわ。
話逸れすぎたけど。演出が指示出してるんだろうけど、音楽の、致命的な解釈違いによる駄目なところ。それから、上島佐橋三ツ矢の三強は、試合の盛り上がりに比例するように客を引き上げて、引っ張ってくれる演出音楽歌詞を作ってくれたところが本当に素晴らしかったな、と。
今回、試合中に急に無音になって、え？音響ミス？ってなったり、試合そのものが全然盛り上がらない流れなんだよね。曲をどこに挿入するか。ものすごい大事。あと、曲中に試合してないキャラがコートに入りすぎ。みんなで歌うと盛り上がるよねーと言わんばかりに入ってくるんだけど、そうじゃなくて、試合の緊迫感は大事なんだよ。聖なる場所なんだよ。かつて、試合をしていない、周りのキャラが歌い上げる手法を初めて見たとき（多分、あいつこそ、かな）、なんて画期的な表現なんだ！と感動したものだけど、なんでもかんでもダンサーなりアンサンブルかのように使うのは芸がない。
もうね、本当に、色々演出のセンスが無いんだよなぁ…。そのくせかつてより舞台技術は向上していて色々と使えるから無駄に派手になっていて。ずっとドリライとかアンコール曲見せられてる感じ。もっとシンプルに、彼らの熱い生きざまを見せてくれよ。若いんだから、過剰な装飾は要らないんだよ。
そういえば、4thってボールの軌道をライトで表現するのやめたんじゃなかったっけ。今回2階だったからよく見えたんだけど、ふっつーにやってたけど。いつから再開したん？最初酷評されててそれで結局復活したんかな。
今牧、しっかりした文章書くな〜。
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